4月29日 [今日の誕生花]
ミヤコグサ 花言葉:きまぐれな心
ミヤコグサ(都草、学名:Lotus japonicus)はマメ科の多年草。
道端などに普通に見られる野草。春に黄色い花を多数つける。
春に花が咲くが、その他の季節にも少しずつ咲く。
花はいかにもマメの花、といった形で、鮮やかな黄色。
なお、開花後にしだいに赤くなるものがあり、
特にニシキミヤコグサ (forma versicolor Makino) と呼ぶ。
果実はいわゆるマメの形で、小さいがインゲンに似た細長い円柱形。
熟すると二つに割れて種子を散布する。
道端から海岸沿いまで、背の低い草原で、よく日の当たるところに多い。
田畑の周辺にもよく姿を見る。耕作地に侵入する雑草ではないが、
その周囲によく見かける野草としてよく親しまれている。
元来は帰化植物であるようで、
ムギ類の栽培に付随して持ち込まれた史前帰化植物であるとも言われる。
日本では北海道から南西諸島までに広く分布し、
国外ではインド以東の東アジア一帯に広く分布する。
名前は「都草」の意味であると思われるが、
この都は奈良の都であるという説、京の都であるという説がある。
いずれにしても、古い時代には分布がさほど広くなく、
当時の中心的都市近郊に多かったことを意味するのではないかと言われる。
しかし、都草ではなく、実は脈根草、
すなわちミャクコングサであったものが訛ったものだとの説もある。
別名として、烏帽子草の名もある。花の形に由来するようである。
雑草に近いものではあるが、畑にはびこるものではなく、特に害はない。
むしろ、可愛い花を咲かせる野草として親しまれてきた。
一部では食用にされたらしい。
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